株式会社武富士(たけふじ)は、日本の消費者金融業者である。
英文社名は、Takefuji Corporation。東証第1部に上場している。
本社所在地は東京都新宿区西新宿8-15-1。
概説
1966年に創業された富士商事が前身。故・武井保雄が一代で築いた。
同社の企業体質は、しばしば週刊誌などで非難を受けることがあり、
厳しい取立てのイメージが強い。
しかし業界人によれば、最も厳しい取立てをするのは金融庁より一時業務停止命令が
下されたアイフルであり、取立ては大手の中では2番目に厳しいとされる。
また、同社の体質を批判した出版社やフリーライターに名誉毀損訴訟を起こすことが多いが、
ほとんどのケースで敗訴している。
反訴を提起したフリーライターとは多額の和解金を支払い決着したことから、
「フリーライターの打ち出の小槌」と呼ばれることもある。
裁判上で和解したフリーライターのなかには年収の数倍の和解金を勝ち取った者もいる。
当時武富士会長を務めていた武井保雄がジャーナリストの
山岡俊介自宅および高尾昌司の事務所の電話に盗聴器を仕掛けるよう指示したとして
逮捕されたことでも有名である。
その後、武井は会長を辞任したのみならず、一族として保有株式の多くを売却する方針を示している。
これは、貸金業登録取消しを回避するためのみならず、
武井一族として暴力団等との関係を断ち切りたい思惑もあるようである。
武井の発言として「右翼は暴力団に弱い。暴力団は警察に弱い。
警察は右翼に弱い。この三つをうまく使って物事を収めろ」や
「3倍遊ぶために3倍働け」がある。これらを合言葉に武井は武富士を消費者金融業界トップに育てた。
年表
* 1966年1月 - 個人事業「富士商事」創業
* 1968年6月 - 「有限会社武富士商事」設立
* 1974年12月 - 「株式会社武富士」に改組
* 1991年 - 元警視総監福田勝一を非常勤顧問として迎え、警察人脈を広げる。
* 1996年8月 - 店頭(JASDAQ、現在のジャスダック証券取引所)市場公開
* 1998年12月 - 東京証券取引所第1部に上場
* 2000年3月 - ロンドン証券取引所上場
* 2001年5月 - 青森県内の弘前支店で強盗放火殺人事件が発生。5名死亡。翌年3月に犯人逮捕。
* 2002年11月 - 日本経済団体連合会へ加盟
* 2003年12月 - 電気通信事業法違反(盗聴)容疑で武井保雄逮捕。会長を辞任。
この逮捕以降、CMは自粛されることになる。
* 2004年11月 - 武井保雄に懲役3年・執行猶予4年、
また法人としての武富士に罰金100万円の判決。
* 2005年3月 - 2000年6月から翌年春にかけて週刊朝日へ
武富士から「連載企画の編集協力費」として5000万円が受け渡されていたことが発覚。
* 2006年9月 - 週刊金曜日の名誉毀損反訴で敗訴。法人の武富士と武井前会長に賠償命令。
